一生使える「お金の知識」を公開:年金、税金、保険、投資・資産運用など

老後にかかるお金:老後では月々24万円が必要になる

老後にかかるお金:老後では月々24万円が必要になる

日本の高齢化は進み続けています。2050年には、日本人の約38%が高齢者(65歳以上)になると言われています。それに対して、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)は約51%です。つまり、1.3人で1人の高齢者を支えなければならないのです。

 

高齢化が進行している大きな要因として、平均寿命の伸長があります。平均寿命が延びているということは、それだけ「老後」の時間が長くなるということです。サラリーマンであれば、定年を迎えてから死を迎えるまで20年〜30年間もあります。その時間をどのように過ごすかは、人生においてとても重要です。

 

老後において大切なものは、「健康」と「生きがい」といわれています。そのどちらかでも欠けてしまうと、充実した余生を送ることはできないでしょう。

 

ただ、その二つ以外にも大切なものはあります。それは「お金」です。ほとんどの人は、お金がないと精神的に不安定になります。ただでさえ老化で身体が弱っていくのに、金銭的な不安も抱えていては、安心して生活することはできないでしょう。

 

そのため、「老後の生活ではどのようなお金がどれくらいかかるのか」を把握し、若い頃から準備をしておく必要があります。高齢者になれば年金を受け取ることができますが、日本の将来を考えると、今後は受け取れる年金がかなり少なくなることが予想されます。

 

そこで今回は、「老後にかかるお金」について解説していきます。あなたの将来にも関わってくることなので、内容をしっかりと理解するようにしてください。

 

一般家庭が生活していくのに必要なお金
まずは、「一般家庭が生活していくのに必要なお金」について見ていきます。そのお金は、基本的に下記の8種類に分けられます。

 

1、 生活費……食費、電気代、ガス代、水道代、電話代、日用品費など
2、 税金……所得税、住民税、固定資産税、自動車税など
3、 社会保険料……健康保険料、介護保険料、年金保険料、雇用保険料、労災保険料
4、 住宅関係費……住宅ローン、下水道料金など
5、 車関係費……車のローン、ガソリン代、車検代など
6、 保険料……生命保険料、医療保険料、火災保険料、自動車保険料など
7、 教育費……学費、塾代など
8、 その他……冠婚葬祭時の出費、お中元・お歳暮など
※固定資産税は住宅関係費に入れることもあります
※自動車税、自動車保険料は車関係費に入れることもあります

 

老後にかかるお金
次に「老後にかかるお金」について紹介していきます。あまり意識したことはないかもしれませんが、老後は若い頃に比べて出費が少なくなります。具体的には、以下の出費が無くなります。

 

1、所得税……仕事をリタイアしているので、所得税を払う必要がありません。また、所得によって変動する住民税もかなり少なくなります。

 

2、年金保険料、雇用保険料、労災保険料……仕事をしていないので、これらのお金を払う必要はありません。高齢者になると年金を払うのではなく、受け取る立場になります

 

3、住宅関係費……定年までに住宅ローンを完済するようにローンを組む人が多いので、住宅関係費もほとんどかかりません。

 

4、教育費……一番の違いが教育費です。教育費は家庭にとって最も大きい出費となります。仕事をリタイアする頃には子どもが成人になっていることが多いので、老後では教育費がかかりません。
※家庭によっては住宅費が一番の出費になることもあります

 

このようにして見ると、「老後はあまりお金がかからない」ということが分かるかと思います。生活費、車関係費、保険料などが出費の中心となると覚えておきましょう。

 

老後にかかるお金の平均金額
最後に、「老後では具体的にどれくらいのお金がかかるのか」を解説していきます。

 

老後に必要となるお金については、「生命保険文化センターの意識調査」や「総務省の家計調査」などで試算されています。

 

調査によって微妙な違いはありますが、高齢の夫婦が一般的な生活をしていくためには平均で月々24万円が必要になるといわれています。ある程度裕福な生活をするとなると、月々30〜40万円ものお金が必要になります。

 

老後になれば年金をもらうことができるので、足りない分を貯蓄などで賄うことになります。例えば、夫がサラリーマン(厚生年金)で、妻が専業主婦(国民年金)の家庭であれば、毎月約20万円が給付されます。そうなると、公的年金だけでは足りない4万円を補わなければなりません。

 

また、夫も妻も国民年金である場合は、毎月約10万円しか給付されません。家庭によって、給付金額が違うので、自分のケースをしっかりと計算しておくことが大切です。

 

ただ、将来は間違いなく年金受給額が少なくなります。場合によっては、「夫婦で毎月5万円しかもらえない」ということもあるかもしれません。そうなると、さらに多くのお金を自分で準備しなければなりません。

 

若い頃ほどではありませんが、老後においてもさまざまなお金がかかります。そのときに困ることのないように、若いころから将来設計を行い、資産を形成しておくことが大切です。このサイトでもさまざまな「お金の知識」を紹介しているので、ぜひ学び取ってください。


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