給与明細を見ることにより、税金を払っている意識を持つ

給与明細を見ることにより、税金を払っている意識を持つ

給与明細を見ることにより、税金を払っている意識を持つ

給与明細を見ることにより、税金を払っている意識を持つ

サラリーマンの税金は給与から天引きされています。つまり、会社が税金を払ってくれているのです。そのため、サラリーマンは「税金を払っている」という意識が低いです。

 

ただ、給与明細を見ることによって、税金に対する意識を高めることができます。なぜなら、給与明細には所得税や住民税が記載されているからです。また、税金だけでなく各種保険料も記載されています。

 

今回は「給与明細と税金に対する意識の関係性」について解説していきます。給与明細を見るとどうしても支給額に目が行きますが、税金や保険料にも着目するようにしましょう。

 

 

 

給与からの天引きシステムの歴史

「サラリーマンの税金が給与から天引きされる」というシステムは、1940年に始まりました。当時は戦時中で、戦争の資金を集めるためにこのシステムが導入されたのです。

 

戦争では莫大な資金が必要になるため、できるだけ早くお金を集める必要があります。しかし、個人の申告を待っていては、お金が集まるまで時間がかかります。そこで、会社に税金の取りまとめを一任することにより、効率的に税金を集めたのです。

 

戦争が終わっても、この制度は継続されました。効率的に税金を集めることができるという理由以外に、もう一つ大きな狙いがあったからです。

 

それは「サラリーマンから税金の意識をなくす」というものでした。少し大げさな表現を使いましたが、本質的にはこのような狙いです。

 

サラリーマンが税金を払っている実感をなくせば、税金の使い道に対する興味も薄くなります。そして、国の狙い通り、サラリーマンは税金を払っている感覚をなくしていきました。

 

ちなみに、アメリカにはこのような制度はありません。自営業であろうと、サラリーマンであろうと、自分で税金を申告しなければならないのです。

 

そのため、アメリカ人は税金の使い道に強い関心を持っています。また、税金だけでなく、政治に対する意識の高さが違います。よくテレビなどで放映されていますが、選挙などがお祭りのように盛り上がるのも、納得できると思います。

 

 

給与明細を見ることにより、税金を払っている意識を持つ

給与からは所得税と住民税が天引きされています。また、税金ではありませんが、健康保険や厚生年金などの社会保険料も天引きされています。

 

給与が増えるほど税額も増えますが、税金に対する意識はなかなか高まりません。やはり意識的に給与明細を見ることで、税金を払っていることを実感することが重要になるのです。

 

そうなると、税金の使い道が気になってきます。ニュースなどで、無駄な税金の使い道について知ると、納得できないと思うようになるでしょう。そのように思うということは、税金に対する意識が上がっているというこです。

 

以上のように、「自分がどれくらい税金を払っているのか」をしっかりと認識し、税金を払っている意識を持つことが大切です。税金の使い道を気にすることで、金融や政治にも興味を持つようになっていきます。

 

「給与明細を見る」というちょっとしたきっかけから、金融知識を深めることもできるのです。

 

 

まとめ

・「サラリーマンの税金が給与から天引きされる」というシステムは1940年に始まった。戦争の資金を集めるためにこの制度が導入されたが、「サラリーマンから税金の意識をなくす」という狙いもあったため、戦後もこの制度は継続された。

 

・給与からは所得税と住民税が天引きされている。

 

・給与明細を見ることで、税金に対する意識を高めることができる。税金の使い道を気にすることで、金融や政治にも興味が出てくる。


『お金のガイドブック』: 無料メルマガ

 

お金のガイドブック 無料メルマガ

 

メルマガ登録ページ

メルマガ読者限定で資産形成に役立つお金のテキスト(Q&A形式)を無料で進呈します!

『お金のガイドブック』:Twitter

Twitterでは「最新の経済、金融事情」について発信してます。 ぜひ、フォローをよろしくお願い致します!

関連ページ

税金の知識を深めるために「税金の種類」を把握する
税金の使い道:公共事業、公務員の給料、公的資金
私たちは「タックスペイヤー」である
サラリーマンの所得税は「源泉徴収」によって徴収される
サラリーマンが確定申告を行わなければならない「5つのケース」
給与以外の所得があるサラリーマンは確定申告の義務がある
【サラリーマン必見!】確定申告で税金を戻す方法
確定申告のやり方:必要書類と手順を解説!
【個人年金保険加入者は必読!】確定申告で税金が安くなる
「源泉徴収」の基礎知識:対象となるお金と計算方法を理解する
「年末調整」の基礎知識:税金が戻ってくるケースを把握する
日本、香港、シンガポールの税金(所得税、キャピタルゲイン税など)の比較
所得税の支払方法:「確定申告」と「源泉徴収」
「生命保険料控除」を活用すれば所得税が安くなる
「地震保険料控除」を活用すれば所得税が安くなる
「配偶者控除」を活用すれば所得税が安くなる
「扶養控除」と「児童手当(子ども手当)」の関係
「住宅ローン控除」を活用すれば所得税が安くなる
相続税の基礎知識:8割の人は相続税を払う対象にならない
相続税の税率と計算方法を理解する
マイホームを購入すると税金の支払いを少なくできる
日本、香港、シンガポールの税金(図)

ホーム メルマガ登録 運営者情報 お客様の声 メディア掲載 お問い合わせ