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スイス:世界で一番敷居が高いオフショア

スイス:世界で一番敷居が高いオフショア

 

あなたは「スイス」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

 

名産であるチーズやチョコレートを思い浮かべる人もいれば、アルプスの山並みを思い浮かべる人もいると思います。もちろんそれらも有名ですが、スイスは「金融の国」としても有名です。

 

スイスはオフショアなので、税金がほとんどかかりません。正確にいうと非居住者は税制面での優遇措置を受けられるため、キャピタルゲイン税やインカムゲイン税を払うことなく資産運用ができます。そのため、世界中の富裕層がスイスの金融機関に資産を預けているのです。

 

今回は「スイスの概要」、「スイスの歴史」、「スイスの金融情勢」について解説していきます。一般人が資産運用をするにはハードルが高い国ですが、スイスのような特別なオフショアがあることを知っておきましょう。

 

 

 

スイスの概要

スイスの概要は以下のとおりです。

 

正式名称:スイス連邦
所在地:フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれている
面積:41,290km2(九州と同じくらいの大きさ)
人口:約780万人
首都:ベルン  ※ 最大の都市はチューリッヒ
通貨:スイス・フラン
公用語:フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語

 

スイスはヨーロッパの中心に位置していますが、通貨が「ユーロ」でありません。なぜなら、スイスはEUに加盟していないからです。スイスはとても裕福な国であるため、EU諸国と一緒にならなくても良いのです。スイス国民も「EUに加盟する必要はない」と考えています。

 

また、スイスは永世中立国です。昔から中立的な立場を取っているため、戦争などは起こしませんし、他の国が戦争をしていても加勢することはありません。

 

ただ、戦争をしないといっても、軍隊がないわけではありません。スイスは国軍として数千人の軍人を抱えています。また、正式な軍人ではありませんが、有事の際や訓練などに参加する予備軍人も20万人ほどいます。

 

 

スイスの歴史

スイスは1291年に建国されました。その後の数百年間はさまざまな戦争に巻き込まれていましたが、1815年のウィーン会議で永世中立国として認められてからは戦争に参加していません。フランスやドイツ、イタリアに囲まれているにも関わらず、第二次世界大戦中も中立国の立場を貫いたのです。

 

また、スイスは1945年に設立された国連(国際連合)に加盟していませんでした。しかし、国民投票の結果を受け、2002年に国連に加盟することになりました。

 

 

スイスの金融情勢

スイスでは銀行や保険会社だけでなく、「プライベートバンク」も充実しています。

 

プライベートバンクとは「顧客に合わせたサービス行う銀行」のことです。顧客の資産を預かるだけでなく、ニーズに沿った運用を行ってくれます。

 

そして、スイスのプライベートバンクは秘匿性が非常に高いのが特徴です。顧客情報の取り扱いの厳重さは、世界最高レベルです。

 

また、刑事事件が起きても、基本的には顧客情報を外部に漏らしません。そのため、マネーロンダリング(犯罪などによって不当に得たお金の出どころを分からなくし、正当に得たお金のように見せること)などに使われることもあります。

 

近年ではその秘匿性が問題になり、OECD(経済協力開発機構)から情報の開示をするように勧告を受けました。また、アメリカ政府からも情報開示を求められました。スイスの金融機関に不当に資産を隠していたアメリカ人が多くいたのです。そのため、スイス政府も情報開示においては柔軟に対応するようになってきています。

 

プライベートバンクは富裕層を対象としているため、一般人がサービスを受けるのは困難です。条件を満たせば契約できなくもないですが、数千万円〜数億円の資産がないと相手にしてくれないプライベートバンクがほとんどです

 

このような背景があるため、スイスは「世界で一番敷居が高いオフショア」といわれています。 ちなみに、私の知り合いでスイスに資産を保有している人は一人もいません。

 

スイスで資産運用をするのは現実的ではありません。もしスイスの金融機関と契約できるなら、あなたはすでに相当な資産家になっているということです。

 

 

まとめ

・スイスでは銀行や保険会社だけでなく、「プライベートバンク」も充実している。ただ、プライベートバンクに運用を依頼するには数千万円〜数億円の資産が必要になる。

 

・スイスは「世界で一番敷居が高いオフショア」であるため、一般人が資産運用をするのは現実的ではない

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