役に立つ「お金の知識」を公開:年金、税金、保険、投資・資産運用など

香港:日本に一番近く、日本人に身近なオフショア

香港:日本に一番近く、日本人に身近なオフショア

 

日本から最も近いオフショア(税金がかからない地域)が「香港」です。香港は日本人にとって身近な国なので、多くの人が資産運用をしています。あなたの周りでも香港で銀行口座を開設していたり金融商品を保有していたりする人がいるのではないでしょうか?

 

香港はオフショアの中でも特に重要な地域になります。マン島やケイマン諸島の金融機関と契約しても、実際に資産を運用するのは香港であるケースが多いからです。

 

そこで今回は「香港の概要」、「香港の歴史」、「香港の金融情勢」について解説していきます。もしあなたがオフショアでの資産運用を考えているなら、香港の金融知識を深めてから始めることをおすすめします。

 

 

 

香港の概要

香港の概要は以下のとおりです。

 

所在地:中国南部の半島および島
面積:1,104km2(沖縄本島や札幌市と同じくらいの大きさ)
人口:約730万人(世界でも有数の人口密集地域)
首都:中環
通貨:香港ドル(HKD)
文化: 中国文化

 

香港の正式名称は「中華人民共和国香港特別行政区」といいます。特別行政区とは、「本国(香港の場合は中国)とは違う政府や法律があり、独自の自治権を持っている地域」のことです。そのため、「香港という国」と認識しても問題ありません。

 

上記のとおり、香港は半島および島から構成されています。香港には香港島、九龍半島、ランタオ島を中心とした235もの島々があるのです。

 

香港島は香港の中心となる島です。島内には「ヴィクトリア・ピーク」などの観光名所や巨大ショッピングモール、オフィスビル、高級ホテルなどが数多く存在しています。九龍半島は中国本土と繋がっています。特に香港島に近い九龍地区が栄えています。ランタオ島は香港最大の島であり、香港国際空港が隣接しています。

 

香港は中国と隣接していることもあり、住民の90%以上が華人と呼ばれる中国系の民族です。残りの数%がその他の民族で、出稼ぎに来ているフィリピン人やインドネシア人がたくさんいます。日本人も住んでいますが、14,000人くらいしかいません。

 

また、香港の主要産業の一つに「観光」があります。香港には毎年2,000万人以上の観光客が訪れています。香港は「外国人旅行者の来訪数が世界で最も多い都市」としても有名です。

 

 

香港の歴史

1842年に終結したアヘン戦争以後、中国の一部であった香港は、大英帝国(当時のイギリス)の植民地として設立されました。第二次世界大戦の間は日本に占拠されていたものの、その後は再びイギリスの支配下となりました。

 

1997年、香港は約150年ぶりに中国に返還されました。中国に返還されてからは、オフショアとして爆発的な経済発展を遂げています。ちなみに、香港の近くにあるマカオはポルトガルから返還された特別行政区です。

 

 

香港の銀行

香港はオフショアなので、キャピタルゲイン税やインカムゲイン税などの税金がかかりません。また、所得税や法人税もとても安いです。このような背景があるため、世界中の金融機関や企業が香港に進出するようになりました。

 

一般人が香港で運用をする場合、海外資産を日本に戻すときなど、最終的には税金がかかります。また、金融商品を売却するなど、香港でも税金がかかる場合があります。

 

香港の金融機関の中でも、特に有名なのが「銀行」です。香港にはHSBC(香港上海銀行)やスタンダードチャータード銀行などの世界的な銀行が存在しています。そして、それらの銀行は世界各国に支店があります。総資産も世界トップクラスです。

 

HSBCやスタンダードチャータード銀行に資産運用を依頼することもできますが、注意しなければならないことがあります。それは「間違った情報に踊らされない」ということです。

 

よく「香港で資産運用をすれば税金を払わなくてよい」や「投資で増やしたお金を香港の銀行に移せば税金を払わなくてよい」と思い込んでいる人がいますが、この認識は間違いです。

 

なぜこのような誤解が生じるかというと、悪徳な業者がお客様にそのように説明しているからです。簡単にいうと「香港で運用すれば、税金を払わなくてもいいから儲かりますよ」と伝えているのです。そのように言うことで、金融商品を買わせようとしています。

 

日本人である以上、どこで資産が増えても最終的には税金を払わなくてはなりません。ただ、オフショアで資産を運用する分には税金を払う必要がありません。実際にお金を使うときなどに「利益確定」となり、税金を払うことになります。

 

「最終的に税金を払うなら、オフショアで資産運用をする意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、そのようなことはありません。税金を払うことなく運用を続けられれば、日本では考えられないほどの資産を形成できるのです。

 

また、香港の銀行で口座を持つ場合、必ずしも香港ドルで積み立てなければいけないわけではありません。香港の銀行でも、世界の中心通貨である米ドルでの積み立てが主流です。資産保全の観点からも、日本円だけでなく、米ドルを保有しておくというのは良い選択といえます。

 

 

香港のIFA

香港は「IFA(Independent Financial Advisor)」も充実しています。

 

IFAとは独立系のファイナンシャルアドバイザーのことです。銀行や保険会社と提携し、お客様の資産を運用する会社がIFAになります。IFAはお客様の資産を増やすことで、「運用手数料」を得ているのです。

 

オフショアの金融機関は世界中にありますが、実際にお客様の資産を運用しているのは香港のIFAである場合が多いです。香港のIFAは「資産運用の実働部隊」なのです。

 

以上のように、金融において香港は非常に重要な地域になります。香港には多くの銀行やIFAがあるため、必然的にたくさんの人が集まります。そのため、香港の金融商品を売ろうとする業者もたくさんあるのです。そして、中には悪徳な業者もいます。

 

香港の金融商品を購入する場合は、優良な業者を慎重に選ぶことが大切です。業者の選定さえ間違えなければ、香港で資産運用を行う価値は十分にあります。

 

 

まとめ

・香港は日本に一番近く、日本人に身近なオフショアである。そのため、そのため、多くの日本人が香港で資産運用を行っている。

 

・香港は「銀行」や「IFA(Independent Financial Advisor)」が充実している。

 

・香港の資産を日本に戻す場合は税金がかかる。また、資産を現金化するなど、香港でも税金がかかる場合がある。

『お金のガイドブック』: 無料メルマガ

 

 

関連ページ

オフショアの基礎知識:オフショアでは税金がかからない
世界中にあるオフショア:香港、シンガポール、ドバイ、マン島など
オフショアが存在する理由は「地域を活性化するため」である
オフショアの資産運用には「5つのデメリット」がある
オフショアでの資産運用における「優良な日本の仲介企業」の見分け方
マン島:歴史が古く、信頼性が高いオフショア
ドバイ:急激に発展した中東最大のオフショア
ケイマン諸島:「巨額損失隠し」に使われたオフショア
ヴァージン諸島:アメリカ領とイギリス領に分かれているオフショア
スイス:世界で一番敷居が高いオフショア
オフショアでは資産が増えても税金がかからない
オフショア金融商品の手数料が安い理由
オフショアの金融商品は「複利の効果」を利用している
オフショアの金融機関は「世界経済の成長」に投資している
オフショアの資産運用には「ドルコスト平均法」が使われている
ドルコスト平均法で得られる利益と「平均取得単価」の関係性
オフショアの金融商品は「長期積立型」が基本である
長期積立型の金融商品には「初期口座」と「貯蓄口座」がある
長期積立型の金融商品には「4つの手数料」がかかる
長期積立型の金融商品には「3つのボーナス」が付いている
長期積立型の金融商品の「解約返戻金」を理解する
オフショアの資産運用は「IFA」によって成果が変わる
世界中にあるオフショア(図)
複利の効果(図)
オフショアの金融商品(図)
ドルコスト平均法(図)
初期口座(ロック口座)と貯蓄口座(自由口座)の違い(図)
IFA(図)

ホーム メルマガ登録 運営者情報 サービスメニュー メディア掲載 お客様の声 お問い合わせ