銀行からの借金は「信用の証」である
住宅ローンを組むときや事業を起こすときは、銀行からお金を借りることになります。
銀行からの借金は「信用の証」です。消費者金融からの借金とは意味合いがまったく違います。
そこで今回は「銀行からの借金が信用の証である理由」について解説していきます。銀行から借金ができるということは、社会的な信頼を得ているということなのです。
消費者金融から借金をしてはいけない
「お金を借りる」というと、真っ先に思い浮かぶのが消費者金融です。
消費者金融とは「お金を貸すだけの金融機関」のことです。よく、テレビのCMなどで「たった30分の審査で、300万円まで融資できます!」のような宣伝をしています。審査も簡単なので、たいていの人はすぐにお金を借りることができます。
ただ、消費者金融からの借金はデメリットもあります。
デメリット その1:金利が高い
消費者金融で借金をすると、15〜20%の金利(年利)が付きます。ざっくりいうと、20%の金利で100万円を借りた場合、1年後に120万円を返さないといけないということです。
すぐにお金を貸してくれるのは助かりますが、さすがにこの金利は高すぎます。
デメリット その2:消費者金融からの借金した履歴が残る
消費者金融からお金を借りると履歴が残ります。そして、その履歴は他の消費者金融や金融機関にも知られることになります。「この人はお金の管理ができないのでは?」と思われてしまう可能性もあります。
このようなデメリットがあるため、消費者金融から借金はしないほうがよいでしょう。
ちなみに、消費者金融から借金をしてはいけない理由について、下記の記事で詳しく解説しています。
【参考記事】
銀行からの借金は「信用の証」である
お金が必要になった場合は、銀行からの借金を検討してください。住宅ローンや事業への融資など、限られたイベントでないとお金を貸してくませんが、借りることができたときのメリットは大きいです。
なぜなら、銀行の審査に通った(銀行がお金を貸した)ということは、「社会的に信用できる」と見なされたということだからです。職業や勤続年数、年収などが一定の水準に達していないと、銀行はお金を貸してくれません。
そして、この「信用の証」が様々なことに良い影響を及ぼします。
例えば、クレジットカードを作るときがそうです。クレジットカード会社は、申込者の社会的な信用度を見ています。そして、その信用度を測る項目の一つに「住宅ローン」があるのです。
「住宅ローンを組んでいる=銀行から認められている」ということなので、クレジットカード会社は「この人は信用できる人だ」とみなします。そのため、問題なくクレジットカードを作成できるでしょう。
銀行から借金をすることにより、お金を手に入れるだけでなく、社会的な信用も得ることができるのです。
まとめ
・銀行からの借金は「信用の証」である。
・消費者金融から借金をしてはいけない。なぜなら、金利が高く、消費者金融から借金をした履歴が残るからである。
・銀行から借金ができたことにより、クレジットカード会社の審査に通りやすくなるなど、社会的な信頼を得ることができる。
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