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「銀行」と「ゆうちょ銀行」の成り立ち

「銀行」と「ゆうちょ銀行」の成り立ち

 

日本人であればほとんどの人が金融機関にお金を預けています。「お金は現金しか持っていない」という人はかなり少ないはずです。

 

そして金融機関のなかでも、「銀行」か「ゆうちょ銀行」のどちらかにお金を預けている人が多いです。銀行とゆうちょ銀行は、私たちに最も身近な金融機関といえます。

 

普段から馴染みがあるからこそ、銀行やゆうちょ銀行の成り立ちを気にすることはないかもしれません。ただ、銀行やゆうちょ銀行はこれからも活用していく金融機関です。そのため、その成り立ちを知っておいて損はありません。

 

そこで今回は「銀行とゆうちょ銀行の成り立ち」について解説していきます。どのような流れで銀行やゆうちょ銀行が設立され、現代に至るのかを理解しておきましょう。

 

銀行の成り立ち

1873年に国立銀行条例によって日本で初めて設立されたのが「第一国立銀行」です。「国立」と名が付いているとおり、当時は国の管理下にある銀行でした。そして、その後も国立銀行が設立され、第百五十三国立銀行(153番目の国立銀行)まで誕生しました。

 

1882年に「日本銀行(中央銀行)」が設立され、それまで設立されていたすべての国立銀行は民間の銀行になりました。その後も「日本銀行(中央銀行)= 国の銀行」、「その他の銀行 = 民間の銀行」という構図は変わっていません。

 

これらの銀行は設立された順に番号が付いています。そして、民間の銀行になった現代でも、当時の番号を残している銀行があります。

 

例えば、私が使っていた「七十七銀行」がそうです。七十七銀行は仙台市で設立された国立銀行で、宮城県を中心に全国に展開しています。ゴロが良いため、その番号をそのまま残しているのだと思います。

 

私は大学生の頃に仙台に住んでいたので、七十七銀行をよく活用していました。街中のどこにでもATMがあるので、使いやすかった印象が残っています。

 

銀行の成り立ちと「預金」の関係

銀行に預けているお金を「預金」といいます。また、信用金庫や信用組合などに預けているお金も預金と呼ばれます。このような呼び方になったのも、銀行の成り立ちが関係しています。

 

国立銀行が増えるにつれて、多くの企業が銀行にお金を預けるようになりました。「お金を預かる」という意味合いが強かったため、このお金を「預金」と呼ぶようになったのです。

 

ちなみに、いつでも引き出せる預金を「普通預金」、一定期間(一年間など)引き出せない預金を「定期預金」といいます。

 

ゆうちょ銀行の成り立ち

1875年に郵政事業(郵便に関する事業)の一環として「郵便貯金」が始まりました。

 

初めはなかなか利用者が増えませんでしたが、大蔵省(現在の財務省)が郵便貯金を推奨したり、小学校の授業で貯蓄の重要性を伝えたりすることで、国民に貯金の文化が根付いていきました。そして、多くの国民が郵便局にお金を貯めるようになったのです。

 

当時の郵便局は国が運営していたため、貯金は国に運用されていました。国民のお金が国策に活用されていたのです。

 

その後、2007年に郵政民営化が始まり、郵政事業は民間企業が引き継ぐことになりました。日本郵政グループが発足し、そのグループの一つである「ゆうちょ銀行(株式会社ゆうちょ銀行)」が郵便貯金業務を行うようになったのです。

 

ゆうちょ銀行の成り立ちと「貯金」の関係

国民が「お金を貯める」という意味合いが強いため、郵便局に貯めているお金を「貯金」といいます。ゆうちょ銀行の他にも、JAバンク(農業協同組合)やJFマリンバンク(漁業協同組合)に預けているお金も貯金と呼ばれます。

 

預金と同様に貯金にもいくつかの種類があり、いつでも引き出せる貯金を「通常貯金」、一定期間引き出せない貯金を「定期貯金」といいます。

 

私たちの「預金」や「貯金」は国に使われている

私たちの預金や貯金は、銀行やゆうちょ銀行に保管されているわけではありません。そのほとんどは銀行やゆうちょ銀行から国に貸し出され、国家を運営するために活用されているのです。

 

つまり、国は国民から間接的に借金をしているのです。

 

本来であれば、国は「税金」という形で国民からお金を集めるべきです。国家を運営する資金がより多く必要であるならば、税金を上げればよいのです。しかし、ほとんどの国民は増税されることに抵抗があります。

 

安易に増税してしまうと、「こんなに税金が上がるなら、この政党はもう支持しない」という国民が増えてしまいます。そうなると政権を維持できなくなってしまいます。政府は「増税」と「国民の支持」を天秤にかけ、国家を運営しなければならなかったのです。

 

このとき考え出されたのが「銀行や郵便局などを介して国民からお金を集める」という方法でした。平たくいうと、「国民の預金や貯金を借りる」ということです。実際には銀行や郵便局に国債を買ってもらうことで、それぞれの金融機関が保有しているお金を借りています。

 

この方法を活用すれば、国は増税することなく大量のお金を集めることができます。そして、現代においても、この構図は変わっていません。銀行やゆうちょ銀行は民間の企業ですが、国とは密接な繋がりがあるのです。

 

そして、これからもこのシステムは継続されます。なぜなら日本は借金大国なので、大量の資金がなければ国家を運営することができないからです。

 

しかし、このまま預金や貯金をしているだけでは、国の思うとおりにお金が使われるだけです。借金大国の日本に投資していては、あなたの資産が増えていきません。

 

そのため、これからは自分で資産運用を実践していかなくてはならないのです。預金や貯金は最も基本となる資産ですが、それだけでは将来の対策として不十分です。預金や貯金だけでなく、その他の資産を保有することが将来の備えになるのです。

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