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「額面」と「手取り」の違い

「額面」と「手取り」の違い

毎月の給与支給日を楽しみにしている人は多いと思います。

 

給与支給日には、給与明細を受け取ります。最近では、会社のサイトに自分でアクセスして、給与明細をダウンロードするという方法も増えています。この方法なら無駄なコストがかかりません。

 

あなたは、給与明細を見るときに、どこに着目するでしょうか?

 

「額面(額面給与)」に着目する人もいれば、「手取り(手取り給与)」に着目する人もいるはずです。手取りばかり見てしまうと、税金や保険料が天引きされているので、なんとなく損した気分になってしまいます。

 

ほとんどの人が理解していると思いますが、今回は「額面と手取りの違い」について解説していきます。いずれも給与明細に記載されていますが、よく分かっていない人は、この記事を読んで理解を深めてください。

 

額面の基礎知識
額面とは、「基本給に残業代や交通費、住宅手当などの各種手当などを加えたお金」のことです。

 

「月収(もしくは年収)はいくら?」と聞かれたときに答える金額は、額面になります。また、求人情報などで書かれている金額も、基本的には額面です。

 

ただ、「会社からもらっているすべてのお金」が額面というわけではありません。

 

例えば、営業マンなどがもらえる「日当(外勤手当て)」がそうです。日当とは、外回りをしているときにもらえるお金のことです。

 

日当は、給与口座とは別の口座に振り込まれることがあります。その場合は、額面には含まれません。つまり、人によっては額面以上のお金をもらっていることになるのです。

 

営業マンなどは、奥さんに日当の存在を隠していることがあります。日当を自分でこっそりと使っているのです。私の知り合いは、日当の存在を隠しつつ、奥さんからお小遣いをもらっていました。普通のサラリーマンにも関わらず、自由に使えるお金が毎月10万円もあったそうです。

 

日当の他にも、額面に含まれないお金として「会社の家賃補助」があります。

 

例えば、あるサラリーマンが、家賃10万円の部屋に住んでいるとします。そのサラリーマンが勤めている会社は、家賃の7割を補助してくれる制度があるとします。

 

家賃の7割なので、会社は7万円の家賃補助を支給してくれることになります。この7万円は額面には含まれません。額面に含まれるのは、給与明細に記載されている住宅手当(自己負担分)の3万円のみになります。

 

日当や家賃補助などと聞くと少し複雑に思うかもしれませんが、簡単に言うと、「給与明細に記載されている合計の金額」が額面になります。

 

手取りの基礎知識
手取りとは、「額面から税金や保険料などが引かれたお金」のことです。税金には、所得税や住民税があり、保険料には健康保険や厚生年金の保険料があります。税金や保険料以外にも会社の労働組合費なども、額面から引かれています。

 

税金や保険料などが額面から引かれているので、会社が自動的にそれらを差し引いた分を私たちに支払っていることになります。

 

つまり、手取りとは「実際に私たちが受け取るお金」のことです。私たちが使えるお金になるので、「手取り=給与」という感覚の人もいるでしょう。

 

また、「額面はそこそこ多いのに、税金や保険料が引かれて手取りが少ない」と感じたことがある人もいると思います。その場合は、「それだけ税金や保険料を払って、国に貢献している」と考えてください。

 

額面と手取りがどれだけ違うかは、基本給の額や扶養家族の有無、住宅手当の額、社会保険がどれだけ完備されているかなどで変わってきます。その計算方法は、会社によって異なります。

 

そのため、一概には言えませんが、手取りは額面の8割くらいと覚えておきましょう。

 

どうしても、自分が使えるお金である手取りを気にしてしまいますが、「自分がどれくらい稼いでいるのか」や「いくら税金や保険料を払っているのか」などを把握するために、額面に着目することも大切です。


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