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介護保険を活用する前に、「介護にかかるお金」を把握する

介護保険を活用する前に、「介護にかかるお金」を把握する

あなたの両親や配偶者が介護を受けることになった場合、たくさんのお金がかかることになります。ただ、介護保険を活用すればその費用の大部分を保険金で補うことができます。

 

介護保険には、「公的介護保険」と「民間の介護保険」があり、いずれも万が一のときの大きな助けになってくれます。

 

公的介護保険であれば、1割の自己負担で訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを受けることができます。また、民間の介護保険に加入していれば、介護にかかるお金のほとんどを保険金で賄うことができます。

 

それらの介護保険を活用することは大切ですが、その前にやっておくべきことがあります。それは、「介護にかかるお金を把握すること」です。介護に関する費用にはどのようなものがあり、どれくらいのお金がかかるのかをしっかりと把握することにより、介護保険を活用しやすくなります。

 

まだ介護に関わったことがない人でも、いつかは介護と向き合わなければならないときがきます。そのときのために、今のうちから介護にかかるお金について知っておくことは大切です。

 

今回は、「介護にかかるお金」について解説していきます。

 

介護にかかるお金
介護では訪問介護、デイサービス、介護の相談、住宅の改築、介護用ベッドなど、さまざまなものにお金がかかります。

 

特に介護の初期は、住宅の改築や介護用品の準備など、多額の費用がかかります。介護の初期費用の平均金額は、約250万円です。介護を受ける人の状態などによってばらつきはあるものの、かなりの出費になることは間違いありません。

 

そして、「介護にかかるお金」の月々の平均金額は約18万円です。ただ、介護にかかるお金は個人差が大きいので、平均金額は一つの目安として捉えてください。

 

「杖をついて歩けば、日常に近い生活ができる人」であれば5万円程度で済むこともありますし、「寝たきりでほとんど動けない人」であれば30万円以上かかることもあります。こればかりはその状況になってみないと分かりません。

 

月々18万円というのはとても大きな出費ですが、ほとんどの人に公的介護保険が適用になるので、実質的な負担はかなり少なくなります。ただ、公的介護保険を活用したからといって、どのような介護サービスでも1割負担になるわけではないので注意してください。

 

介護にかかる期間
介護にかかるお金は平均で月々18万円ですが、その出費はどれくらい続くのでしょうか?

 

それはもちろん、介護が終わるまでです。介護が終わるというのは、介護を受けている人が死を迎えることを意味します。一度介護状態になってしまうと、死ぬまでその状態が続くことになるのです。

 

介護にかかる期間は平均で約5年間です。

 

介護期間が1年に満たない場合もあれば、10年以上になるケースもあります。介護期間が長ければ長いほど、介護をするほうも介護をされるほうも大変な思いをします。お互いが疲れ切った後に、ようやく介護生活が終わることになります。

 

また、介護を受ける期間は年々延び続けています。理由はもちろん、高齢化が進んでいるからです。

 

高齢化は日本が直面している重要な問題です。高齢者が高齢者を介護する「老々介護」は、増加の一途を辿っています。今後も、介護に関するさまざまな問題が出てくるでしょう。

 

以上のように、介護にはたくさんのお金がかかります。ただでさえ介護は大変なのに、お金の心配もしなくてはいけないとなると精神的にも参ってしまいます。

 

ただ、あらかじめ「介護にはどれくらいのお金がかかるのか」を理解しておくことにより、事前に準備をすることができます。家族の誰かが介護になったときのシミュレーションをしたり、介護費用を貯蓄したりと、できることはたくさんあります。

 

介護は誰しもが向き合わなければならない問題です。そのときのために、あなたも今一度「介護にかかるお金」について考えてみてはいかがでしょうか?

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