株の基礎知識：初心者にオススメのアメリカ株も解説！
資産運用にはたくさんの種類がありますが、その中で最も一般的なのが「株」です。あなたの周りでも、株式投資を行っている人は多いのではないでしょうか？
今回は株の基礎知識として、「株の歴史」や「株とは何か？」ということについて解説していきます。また、初心者にオススメの「アメリカ株」も簡潔に紹介していきます。日本人に身近な資産運用である株式投資の基本を押さえておきましょう。
もくじ
1、株式会社の始まり
2、株とは何か？
3、初心者には「アメリカ株」がオススメ
4、まとめ
株式会社の始まり
世界最初の株式会社は、1602年にオランダで設立された「東インド会社」です。東インド会社はインドや東南アジアの特産品をヨーロッパに運んでいました。とても儲かる仕事ですが、造船や遠方までの航海、船員の確保には多くのお金が必要でした。
また、航海に危険はつきものです。航海の途中で嵐や海賊に襲われる可能性があります。そうなったときの被害は甚大です。いかに儲かる可能性があるとはいえ、リスクが高すぎたのです。
そこで、リスクを分散する方法が考えられました。出資を募るときに少人数から多額の資金を集めるのではなく、大人数から少しずつ資金を集めることにしました。それならば、航海が失敗したとしても、１人あたりの損失は少なくてすみます。
もし、航海が成功して利益を出すことができれば、その分の利益を多くの出資者に分配することができるのです。
「多額の資金は出せないが、少額なら投資してみよう」と考える人は大勢いました。そのようにして資金が集まり、航海することができたのです。
これが、株式会社の始まりです。
ちなみに、日本で最初に設立された株式会社は「第一国立銀行」です。第一国立銀行は1873年に設立された民間の銀行です。日本でも、明治初期から株式会社は存在したのです。
株とは何か？
株とは「証明書」のことです。当時から出資者から資金を預かった分だけ、株式という証明書を発行していました。航海が成功すれば、その証明書と交換にお金を受け取ることができたのです。
現在においても、この基本構造は変わりません。
例えば、ある会社が事業を拡大しようと考えたとします。そこで、その会社は出資者を募ります。このとき、株主から出資してもらう代わりに、「株式」という証明書を発行するのです。
事業が成功して会社の業績が上がれば、株の価値が上がります。株主は「投資して良かった」と思います。そのため、大株主であるほど、その会社の業績を気にするようになるのです。
初心者には「アメリカ株」がオススメ
初心者には「アメリカ株」がお勧めです。理由は単純で、「アメリカ株は一株から買える」からです。
それに対して、日本の株は100株からしか購入できません。下図のように、任天堂の株を買う場合、476万円（47,640円×100株）もの資金が必要になるのです（2020年6月14日 現在）。
私が以前勤めていた会社の後輩は、投資をしたことがない関わらず、いきなり任天堂の株式を買おうとしていました。他の資産運用をやったことがないため、多額の資金をつぎ込むことのリスクをきちんと分かっていなかったのです。
ただ、アメリカ株であれば、少額から株式投資を行えます。アップルの株でも、一株3,4万円程度で購入することができるのです（2020年6月14日 現在）。
実際に私も、30社以上のアメリカ株を保有しています（保有している株数は企業ごとに異なります）。運営者情報で公開していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
今回お伝えしてきたように、株式投資は歴史があり、多くの人が実践している資産運用です。ただ、投資の基本は分散なので、一つの株式会社に多額の投資をするのはあまりおすすめできません。勉強の意味で、アメリカ株を少額から購入してみるくらいが良いかもしれません。
株式投資に慣れてきたら、「成長性のある会社」や「割安の会社（PERが低いなど）」を見つけて、実際に利益を狙ってみましょう。勉強ももちろんですが、利益を手にすることも株式投資の醍醐味といえます。
まとめ
・世界最初の株式会社は1602年にオランダで設立された「東インド会社」だった。日本で最初に設立された株式会社は「第一国立銀行」だった。
・株とは株主から出資してもらったことを示す「証明書」のことである。
・一株から購入することができるため、初心者には「アメリカ株」がお勧めである。それに対して、日本株は100株からしか購入できない。
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