「日本の借金」と「国民の資産」の関係

「日本の借金」と「国民の資産」の関係

「日本の借金」と「国民の資産」の関係

 

「借金」というと個人や企業がしているイメージがあると思います。もちろん間違いではありませんが、借金をしているのは個人や企業だけではありません。実は国も借金をしているのです。

 

国の借金額は個人や企業とは比べものになりません。例えば、私たちが住んでいる日本は1,000兆円以上もの借金を抱えています。日本は世界でもトップクラスの借金大国なのです。

 

それでは、日本はそれほど莫大な金額をいったいどこから借りているのでしょうか?

 

日本はアメリカなどの他国から借金をしているわけではありません。実はもっと身近なところからお金を借りているのです。

 

今回は「日本の借金の現状」や「日本の借金と国民の資産の関係」について解説していきます。私たちの資産と国の借金がどのような関係にあるのかをしっかりと理解しておきましょう。

 

日本は国民から借金をしている

私たちは銀行やゆうちょ銀行にお金を預けています。銀行やゆうちょ銀行は、そのお金を他の人や企業に貸しています。そのようにしてお金を回すことにより、利子という儲けを得ているのです。つまり、私たちが預けているお金は銀行に運用されていることになります。

 

銀行は個人や企業以外に、国にもお金を貸しています。国は大量の国債を発行することにより、銀行から多額のお金を借りているのです。国債とは「国が発行している借用書のようなもの」と思ってください。大銀行から地方銀行まで、日本中の銀行が国にお金を貸し、大量の国債を保有しています。

 

そして、その借金額はなんと1,000兆円以上にもなります。私たちが銀行を介して間接的に国に貸しているお金は、これほどまでに膨れ上がっていたのです。

 

実は「国民の資産を間接的に国が借りる」というシステムは数十年間も続いています。このシステムがあるからこそ、そこまで税金を上げなくても国家を運営できていたのです。

 

日本は借金をしないと破綻してしまう

それではなぜ日本はこのような事態になっているのでしょうか? その原因には「悪化した日本の財政状況」が関係しています。

 

日本の財政状況は非常に厳しい状態が続いています。「税金」という収入に比べ、「国家予算」という支出が大きすぎるのです。つまり、毎年赤字経営をしているような状態です。どこかからお金を調達しないと、国家予算を捻出できなくなってしまいます。

 

もしそうなれば、日本にさまざまな支障が生じます。例えば、医療費が足りなくなれば、十分な治療を受けれない人が出てきます。また、公共事業費が足りなくなれば、荒れた道路を直すことができなくなります。

 

つまり、なんとかして足りない分を補てんしないと、日本が破綻してしまうのです。そこで国は、銀行やゆうちょ銀行を介して国民から借金することにより、資金を調達しているのです。

 

ただ、国民が保有している資産にも限度があります。1億を超える人口がいても、無限にお金を貸し続けることはできないのです。現状として財政を保つことができていても、日本の財政が破綻に向かっていることに変わりはありません。

 

国が借金の対策を講じると、国民が損をする

もちろん国は、財政破綻しないようにさまざまな対策を講じています。例えば、国がお金を大量に発行すれば、国や国民が保有する資産も増えることになります。

 

ただ、そうなるとインフレがおきてしまいます。日本に存在する物の数は変わらないのに、お金の流通量だけが増えれば、物の値段が上がっていくのは当然の理屈といえます。

 

そうなると私たちの預金や貯金の「価値」が減ってしまいます。仮に日本にあるすべての物の値段が2倍になれば、1,000万円のお金があっても500万円分の価値しかなくなってしまいます。貯預金は最も基本となる資産ですが、これからの時代においては資産価値が減っていくのは明白なのです。

 

このように国が借金の対策を講じると、私たち国民にしわ寄せが来てしまいます。このままでは日本を助けるために、国民が損をし続けなくてはなりません。

 

私たちはこれほどの借金を抱えている国に住みながら、何も考えずに暮らしていて良いのでしょうか?

 

私はそうは思いません。自分の将来は自分で切り開く必要があります。そのためにさまざまな「お金の知識」を身に付け、将来に向けて資産を形成していくことが重要になるのです。

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