保険会社の信用度は格付けによって決まる

保険会社の信用度は格付けによって決まる

保険会社の信用度は格付けによって決まる

生命保険や医療保険に加入するときに、「どこの保険会社を選ぶか」はとても重要です。せっかくなら、信用度の高い保険会社を選びたいものです。

 

それでは、信用度の高い保険会社はどこの会社なのでしょうか。テレビなどでよくCMをしている会社が、信用度の高い会社というわけではありません。

 

保険会社の信用度は、「格付け」によって決まります。

 

今回は、「格付けの基礎知識」、「保険会社の格付け一覧」を紹介していきます。

 

格付けの基礎知識
格付けとは、「信用度をレベルごとに分けたもの」です。例えば、信用度が高ければ「A」、信用度が普通であれば「B」、信用度が低ければ「C」のように格付けされます。「格付けが高い=信用度が高い」と理解してください。

 

保険会社も、会社ごとに格付けされています。さまざまな格付け会社(企業、商品、国などの信用度を格付けする会社)が、保険会社の経営状態などを調べ、格付けをしているのです。

 

特に、S&P(スタンダードアンドプアーズ)、Moody’s(ムーディーズ)は、世界の二大格付け会社です。世界中のありとあらゆる企業、商品、国などを格付けしています。ニュースなど聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

S&Pの格付けは、AAA、AA、A、BBB、BB、B、CCC、CC、C、Dのように分類されます。

 

厳密に言うと、格付けの対象によって、分類が変わります。また、「AA」から「CCC」までの格付けには、プラス記号またはマイナス記号が付されることがあり、それぞれ、各カテゴリーの中での相対的な強さを表します。

 

ムーディーズの格付けは、Aaa、Aa1、Aa2、Aa3、A1、A2、A3、Baa1、Baa2、Baa3、Ba1、Ba2、Ba3、B1、B2、B3、Caa1、Caa2、Caa3、Ca、Cのように分類されます。

 

パッと見ると複雑なように見えますが、とにかく「Aが多いほど信用度が高い」と覚えてください。細かい分類まで覚える必要はありません。

 

もちろん、S&PやMoody’sの格付けが絶対というわけではありませんが、これらの会社に認められ、高い格付けを得ていることが、保険会社の信用度の証になります。

 

保険会社の格付け一覧
下記の表が、保険会社の格付け一覧になります。今回は、私たちの人生に関わりが大きい「生命保険会社」の格付けを紹介します。生命保険会社は、生命保険や医療保険を中心に、さまざまな保険を取り扱っています。

 

格付けは定期的に変わるので、最新の情報はご自身でご確認ください。よほどのことがない限り、格付けが大きく変わることはありません。

 

保険会社の信用度は格付けによって決まる
保険会社の信用度は格付けによって決まる

 

以上のように、保険会社によって格付けはまちまちです。必ずしも格付けの高い保険会社が良い内容の保険を取り扱っているとも限りませんが、保険に加入するときの指標の一つになるでしょう。

 

保険会社の格付けを含め、さまざまな要因を考え、自分にとってベストな保険に加入するようにしてください。

『お金のガイドブック』: 無料メルマガ

 

お金のガイドブック 無料メルマガ

 

メルマガ登録ページ

メルマガ読者限定で資産形成に役立つお金のテキスト(Q&A形式)を無料で進呈します!

『お金のガイドブック』:Twitter

Twitterでは「最新の経済、金融事情」について発信してます。 ぜひ、フォローをよろしくお願い致します!

関連ページ

保険の種類:保険は10種類に分類される
保険料の支払方法:月払い、半年払い、年払い、全期前納払い、一時払い
保険に加入する前に「生活に必要なお金」を計算してみる
保険の掛け方:「掛け捨て型」と「積み立て型(貯蓄型)」の違い
積み立て型の保険の「金利」は変わらない
保険会社の選び方:ソルベンシーマージン比率を見る
保険会社は「金融機関」である
生命保険の仕組み:生命保険の必要性は人によって異なる
生命保険に加入する前に、「障害年金」の仕組みを理解する
生命保険に加入する前に、「遺族年金」の仕組みを理解する
生命保険の必要性を考える:50歳までに死ぬ確率は3%である
不動産を保有することが生命保険の代わりになる
医療保険の基礎知識:医療保険は多くの人に必要になる
医療保険に加入する前に、「健康保険の仕組み」を理解する
がん保険の必要性:がんになっても安心して治療と生活ができる
学資保険に加入する前に「子どもの教育にかかるお金」を把握する
個人年金保険の基礎知識:個人年金保険は3種類に分けられる
個人年金保険に加入する前に、老後に必要なお金を計算してみる
個人年金保険の選び方:まずは個人年金保険の種類を選択する
個人年金保険のメリット、デメリット
知っておくべき特殊な個人年金保険
個人年金保険の加入率は20〜25%程度である
個人年金保険料控除により、税金の還付を受けることができる
個人年期保険以外の将来の資産形成法
公的介護保険の基礎知識:40歳以上が公的介護保険の対象になる
公的介護保険の要介護認定は7段階に分けられる
公的介護保険のサービスを受けるまでの流れ
介護休業給付金の基礎知識と利用方法
民間の介護保険の必要性
介護保険を活用する前に、「介護にかかるお金」を把握する
火災保険と地震保険の基礎知識
公的保険(社会保険)と民間保険の違い
保険の種類(図)
公立(国立)と私立の学費(図)
年齢の変化によるがん死亡率(図)

ホーム メルマガ登録 運営者情報 お客様の声 メディア掲載 お問い合わせ