日本の借金は1,000兆円以上である

日本の借金は1,000兆円以上である

日本の借金は1,000兆円以上である

日本の借金は1,000兆円以上である 

あなたは日本がいくらの借金を抱えているかご存じでしょうか? あまり意識したことがないかもしれませんが、個人や会社だけでなく国にも借金はあります。

 

私が友人や知人に聞くと、日本の借金についてよく分かってない人がほとんどです。「1,000億円くらいかな」といわれることもありますが、そもそも桁が違います。実は、日本は1,000兆円以上の借金を抱えているのです。

 

いかに国家の借金とはいえ、1,000兆円を超えているのは異常です。私たちは日本国民として、その現状をしっかりと把握しておく必要があります。

 

そこで今回は、「日本の借金の現状」や「国の借金対策と国民の資産の関係」について解説していきます。あなたの生活にも大きく関わってくることなので、しっかりと内容を理解してください。

 

 

 

国は国民から借金をしている

1,000兆円といわれても、どれくらいの金額であるかピンとこない人が多いと思います。途方もない金額であることを表すため、今回は札束の長さを例に考えていきます。

 

1万円札を100枚重ねて100万円の札束を作ると、約1pの厚さになります。この札束を1,000兆円分重ねると、なんと10,000kmにもなります。10,000kmというと赤道から北極(もしくは南極)までの距離です。

 

仮に1,000兆円を一円玉にして積み重ねると、大気圏を超え、月も超え、太陽さえも遥かに超える距離になってしまいます。逆にイメージしづらいかもしれませんが、とにかく日本はそれくらい途方もない金額の借金を抱えているのです。

 

このまま借金が増え続ければ、いつかは国家が破産してしまいます。そして、国家が破産すると、私たちの預貯金は国に没収されてしまいます。実際に日本は1946年に国家破産したことがあります。

 

「それならばタンス預金だ」という声が聞こえてきそうですが、日本が国家破産すると日本円そのものに価値が無くなります。つまり、一万円札が紙切れ同然の扱いになってしまうのです。

 

ただ、日本はギリシャやロシアなどと違って、国家破産する可能性はかなり低いです。なぜなら「国がお金を借りている先」が違うからです。

 

2009年に金融危機に陥ったギリシャはEU(ヨーロッパの他の国々)から借金していました。一方、日本は国民から借金をしています

 

日本国民の資産を合計すると、約1,700兆円になります。そして、日本の借金は1,000兆円です。つまり、借金の割合は「国民の資産6割ほど(1,000兆円÷1,700兆円)」になるのです。

 

このような事実を知ると、「国にお金を貸した覚えはない」というかもしれません。しかし実際は、銀行やゆうちょ銀行、保険会社などが、私たちが預けたお金を国に貸しています。つまり、あなたは「間接的に国にお金を貸している」ことになるのです。

 

国民から借金をしているので、国は簡単に借金対策を行うことができます。ただ、その対策を行った分だけ国民にしわ寄せがきてしまいます。

 

 

国が借金対策を行うと、国民の資産が減る

国が行う代表的な借金対策として、「お金の流通量(マネタリーベース)を増やす」というのがあります。

 

仮に国がお金をたくさん発行し、国民の資産が3,000兆円になったとします。そうなれば、借金の割合は資産の3割程度(1,000兆円÷3,000兆円)まで低下します。つまり、財政の限界値が遠のいたということです。

 

しかし、国がその対策を行うと、私たち国民が損をすることになります。

 

上記のように、国がたくさんのお金を発行し、お金の流通量が2倍になったとします。お金の流通量が2倍になっても、世の中に存在する物の数は変わりません。ただ、お金の流通量が増えた分だけ、物の値段は連動して上昇します。1,000万円の預貯金を持っていても、物価が2倍になると500万円分の価値しかなくなってしまうのです。

 

通常であれば、お金の流通量が増えれば給料などの収入も増えます。ただ、借金大国である日本の金融事情を考えると、そのお金は金融機関に留まる可能性が高いです。国と金融機関は、そのお金を用いて経済のコントロールを行うからです。

 

このように国がお金の流通量を増やせば増やすほど、預貯金の価値が下がってしまいます。つまり、国が借金の対策を行うほど、私たちの資産価値が減っていくのです。そうなるとただお金を貯めているだけでは、資産を守れないことが分かります。

 

また、日本は高齢者がたくさんのお金を持っているので、物価を上昇させることにより、実質的に使わなければならないお金を増やすことも政府の狙いです。高齢者は収入が少ないため、預貯金を切り崩すしかないのです。

 

預金や貯金をすることはとても大切ですが、それだけでは将来の対策として不十分です。私たちの資産を守るためには、資産運用などの対策を行うことが重要になってくるのです。

 

 

まとめ

・日本は1,000兆円以上の借金を抱えている。

 

・国民は銀行やゆうちょ銀行、保険会社などの金融機関を介して、間接的に国にお金を貸している。

 

・国がお金の流通量(マネタリーベース)を増やすほど預貯金の価値が下がり、国民の資産が減る。


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