Q、将来的に世界の経済は良くなりますか?
将来的に世界の経済は良くなっていく可能性が高いです。なぜなら、世界の人口はこれからも増え続けるからです。
経済状況は人口の増減の影響を大きく受けます。基本的には人口が増えるほど、経済も活性化していきます。人口が増えた分だけ、物の消費が多くなり、世の中にお金が回るようになるからです。
世界の人口は2060年には100億人に達すると予想されています。世界の人口増加はこれからも続いていくのです。
それに対して、日本の人口は減少していきます。2050年には約9,800万人、2100年には約4,800万人になると予測されているのです。そう簡単に出生率が上がるとは思えませんし、日本が移民を大規模に受け入れることも考えにくいです。日本の人口減少は現実的に起こりうる問題なのです。
このように、世界と日本は将来の経済動向が異なります。その違いを理解することで、私たちが行うべき資産運用の方向性が見えてきます。
人口が減少し、経済が衰退していく日本で運用をしても資産が増えるとは考えにくいです。特に銀行に預金しているだけでは、資産が増える可能性は皆無といってよいでしょう。もちろん、預貯金(現金)は最も基本となる資産ですが、「預貯金しか資産がない」という状態はとても危険です。
資産を増やすためには、将来的に景気が良くなっていく世界に目を向けることが大切です。特に経済が大きく成長していく開発途上国(発展途上国)への投資を検討しましょう。国の成長と共に、投資したお金も大きく増えていく可能性があります。
ただ、開発途上国(発展途上国)への投資はリスクもあります。国が成長しているということは、経済が安定していないということです。場合によっては損をすることもありえます。日本の資産とのバランスを考えて投資を行いましょう。
以上のように、世界経済はこれからも成長していくことが予想されています。世界に投資することが必ずしも正解とはいえませんが、ただ貯金をしているだけでは資産を増やす(守る)ことはできないでしょう。
世界(日本以外の国)に資産を移転することが、将来の資産形成の重要な手段となるのです。
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