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長期積立型の金融商品は「4つの手数料」がかかる

長期積立型の金融商品は「4つの手数料」がかかる

日本人の中にも、オフショアの「長期積立型の金融商品」で資産運用を行っている人はたくさんいます。この商品は、オフショアの中で最も基本となる金融商品です。資産が増えるまで時間はかかりますが、低リスクで運用できるのが特徴です。

 

長期積立型商品とは、簡単にいうと「日本の銀行預金」のようなものです。毎月、積立金をオフショアの口座に送金し、長期的な運用で資産を増やしていきます。一定の制限はありますが、送金の停止やお金の引き落としはある程度自由にできます。

 

ただ、日本の銀行預金と違って、オフショアの長期積立型商品は「手数料」がかかります。あなたがこの商品で積み立てをしたいのであれば、手数料の概要についてしっかりと理解しておく必要があります。

 

そこで今回は、「長期積立型商品の手数料」について解説していきます。日本の金融商品にはあまりない制度なので、内容をしっかりと理解してください。

 

長期積立型の金融商品の手数料
長期積立型の金融商品には、大きく分けて以下の4つの手数料があります。

 

1、初期口座手数料
オフショアの長期積立型商品は、口座が二つに分かれています。一つが「初期口座(ロック口座)」で、もう一つが「貯蓄口座(自由口座)」です。

 

初期口座とはその名の通り、「初期の積立金を貯める口座」のことです。その積立期間は、ほとんどの商品で2年間となっています。「ロック口座」という別名が付いているように、初期口座のお金は満期(積み立てが完了する時期)まで引き落とすことができません。

 

長期積立型の金融商品は「4つの手数料」がかかる

 

この初期口座に関係する手数料が、「初期口座手数料」です。「初期口座を管理するためのお金」と覚えておきましょう。その金額は、「初期口座の時価総額(初期口座残高)×0.5%/月」程度です。年間では、6%くらいの手数料がかかる計算になります。

 

この手数料は、運用が満期を迎えるまで払い続けなければなりません。多くの場合、初期口座にお金が貯まるのは最初の2年間だけです。ただ、3年目以降も手数料だけは払わなくてはならないのです。

 

「毎年6%も手数料がかかるのならば、初期口座のお金が無くなってしまうのでは?」と思うかもしれませんが、そのようなことはありません。なぜなら、初期口座の資産は運用により増えていくからです。

 

オフショアの金融商品は、平均して年間で9%ほどの利益を生み出します。そのため、初期口座手数料がかかっても、運用の利益で相殺することができるのです。

 

2、口座維持手数料
積立口座を維持するためにかかる手数料」です。積立開始から口座を維持している間は、支払い続けなければいけません。初期口座期間中は初期口座から、貯蓄口座期間中は貯蓄口座から手数料が差し引かれます。その手数料は「8〜10ドル/月」程度です。年間では、96〜120ドルの手数料がかかる計算になります。

 

3、ファンド管理手数料
オフショアの金融商品は、複数のさらに細かい金融商品によって構成されています。その細かい金融商品のことを「ファンド」といいます。「インドの金鉱事業の株式」であったり、「マレーシアの不動産関連商品」であったり、ファンドには非常に多くの種類があります。

 

オフショアの金融機関は、状況に応じてファンドの売買を行います。価値が上がらないファンドを売却し、将来的に価値が上がりそうなファンドを購入します。そうすることにより、全体の資産価値を高めていくのです。

 

そのファンドを管理するための手数料が、「ファンド管理手数料」です。その金額は、「金融商品の時価総額(初期口座残高+貯蓄口座残高)×0.1〜0.15%/月」程度です。年間では、1.2〜1.8%の手数料がかかる計算になります。積立開始から口座を維持している間は、この手数料が差し引かれ続けます。

 

4、IFAマネジメント手数料
IFA(Independent Financial Adviser)とは、独立系ファイナンシャルアドバイザー(基本的には会社です)のことです。実は「どのファンドを売買するか」を決めているのは、オフショアの金融機関ではありません。このIFAがオフショアの金融機関にファンドの切り替えを指示しているのです。

 

長期積立型の金融商品は「4つの手数料」がかかる

 

IFAマネジメント手数料は、「IFAに支払う手数料」です。その金額は、「金融商品の時価総額(初期口座残高+貯蓄口座残高)×1〜1.5%/年」が相場です。金融商品の資産価値が数百万円以上など、ある一定基準の金額に達してから発生するケースが多いです。

 

※IFAマネジメント手数料は他の手数料と違い、年に一回の支払いになります

 

手数料がかかっても利益は十分に残すことができる
上記の手数料の内容を大まかにまとめると下記のようになります。

 

・初期口座に関連する手数料
年間で初期口座の資産に対して7〜9%程度(主なものは初期口座手数料とファンド管理手数料、IFAマネジメント料)

 

・貯蓄口座に関連する手数料
年間で金融商品の資産価値に対して1〜3%程度(主なものはファンド管理手数料とIFAマネジメント料)

 

このようにして見ると、さまざまな手数料がかかるので、積み立てをしても損をしてしまいそうに思えます。ただ、実際はそのようなことはありません。理由はもちろん、「運用によって手数料以上の利益を得ることができるから」です。

 

オフショアの長期積立型商品の年間利率は平均で約9%です。さすがに初期口座の資産を増やすことは難しいですが、メイン口座となる貯蓄口座の資産価値は増え続けていきます。そのため、日本の銀行預金よりもはるかに多くの資産を形成できるのです。

 

以上のように、オフショアの金融商品にはさまざまな手数料がかかります。ただ、その手数料を差し引いても、資産を増やせる見込みは十分にあります。オフショアでは手数料と利益のバランスをよく理解した上で、資産運用を行うことが大切になります。

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